医薬品を通販で購入するということ

最近ではインターネット通販で医薬品を購入する人も増えてきています。
2013年、一般用医薬品のネット販売解禁が可決・成立しました。

これにより今まではインターネットで取り扱えなかった薬も手軽に手に入るようになり、益々ネット通販による医薬品購入は需要が高まることが予測されるでしょう。
また、日本では販売許可されていない外国の医薬品もネット通販でなら購入することが可能です。
この方法を個人輸入と言いますが、さて、外国の薬を個人的に入手することは薬事法に触れないのかということが気になりますね。

医薬品を個人輸入することは厚生労働省が許可しているため違反ではありません。
ただし、「輸入者本人が利用すること」「輸入が規制されている薬物ではないこと」「薬の種類に応じた輸入量を守ること」という規定があります。
これを守れば法律でも個人輸入をすることを認めています。
もちろん、この規則を破れば違反となり、場合によって厳しい罰則を受けることになるため注意しなくてはならないでしょう。
個人輸入をする目的としては一概ではないですが、例えば、日本での販売許可が下りていない海外の薬を入手するためというケースがあります。

外国で開発された薬が日本で全て販売許可を受けているわけではありません。
しかし外国では販売実績があり、確かな治療効果も認められているというのに、日本では販売認可されていないことから効果的な治療を受けることができない日本の患者さんもいるわけです。
生まれた国の違いで、このような差があるのは残念なことですね。

そこで、患者さん個人が薬を個人輸入をすることで、外国でしか販売されていない薬を治療に使うことができるというわけです。
また、日本の病院で処方してもらえる薬だけど、それが保険適用外の薬の場合は個人輸入をした方が薬価が安いという利点もあります。
さらには、使用していることが他人に知られるのが恥ずかしい薬だから誰にも知られることなく購入できるネット通販を使うなど、様々なケースで利用している人がいます。
ただ、ネット通販を利用するにあたって消費者が気をつけなくてはならないこともあります。

それは、安全性です。
特に個人輸入の場合は、個人輸入代行業者を仲介するとはいえ海外業者との取り引きになりますので、輸入される薬は本物か、きちんと商品は送られてくるかというリスクもつきます。
万が一、偽造品を服用してしまえば用法用量に関係なく体に害を与える可能性があり危険です。

相手の顔が見えない取り引きですので、利用するサイトは慎重に選ぶことが重視されるでしょう。
加えて、薬の種類によっては服用がおすすめできない人や併用禁忌薬などがあり、また副作用も懸念されます。
自己判断で服薬を決めてしまうのではなく、最低でも一度は医師の診察を受けて自分に対して安全に服薬できる薬なのかという確認を行い、同時に自分自身で体調管理をしていくセルフメディケーションも必要になります。

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